東京以外でも集客可能な展示会の企画とは

ビジネスチャンス拡大のために展示会へ出展することは、どの企業も実践しているマーケティング戦略といえます。ホットリード獲得に向けた訴求力のある企画を検討する上で、どのような相手に何を伝えたいのかを明確にすることが必要です。情報や人が多く集まる東京では頻繁にビッグイベントが開催されますが、会場では情報過多に陥ってしまうため、伝えたいことはシンプルにすることが重要です。企画を進める中で、ポイントの一つとなるのが、ブース案です。

一般的なオープン型の展示ブースではなく、ブースの周囲を壁で囲い、出入り口が一か所しかないようなクローズ型のブースを企画したとします。ブースの看板にはターゲットに刺さる訴求力のあるシンプルなタイトルが並べられていたら、どのように感じるでしょうか。これは極論ではありますが、対象となるターゲットだけが展示ブースに訪問してくれれば、ホットリードの集客率が100%になるということです。東京の会場でよく見かけるのは、ノベルティ欲しさに、興味のない商品でもついついブースに立ち寄ってしまう人がいますが、そのような角度の低い顧客を最初から阻止することが可能になります。

とは言うものの、コロナの影響により、展示会の企画・開催はここ数年少なくなっていました。しかし、コロナ禍の影響を受けて、展示会の幅は広がったように思います。例えば、コロナ前では、会場に足を運び、実物を目にし、説明員から詳細な話を聞く、というものが一般的でしたが、コロナの影響により、外出規制や人が密集する場所に赴くことは避けるべき、という世論が強まる中、会場のインターネット配信やWEB開催が行われるなど、新たな展示会スタイルが生まれました。現地に足を運ばずとも必要な情報を入手できるということは、東京での開催にこだわることなく、もしかすると全国各地から展示会の企画・運営が可能になるかもしれません。